2012年4月5日木曜日

絵コンペ開催


惜しくも昨年の9月に亡くなった”ワンガリー・マータイ”さん。

ケニアの環境保護活動家であり、2004年にはノーベル平和賞を受賞。

彼女が2005年に日本に来日した際に、深く感銘を受けた言葉が、

「モッタイナイ!」 である。


環境活動の3R=Reduce(ゴミ削減) + Reuse(再利用) + Recycle(再資源化) 

を一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対する、

Respect(尊敬の念)が込められている事に感激し、

その後、環境を守る世界共通語として広めることを提唱しました。

今日生きることで精一杯のケニアでは、

数十年後の未来のこと、ましてや環境問題を真剣に考える人は滅多にいません。

そう言った意味で、彼女の考え、活動には私自身深い感銘を受けたものです。



ケニアのマーケットに行くと、あちこちに捨ててある”スクマウィキ(ケール)の茎”



ケニア人は「固い」という理由だけで、この部分を捨てる。

何とか食べれることを示すため、

スクマウィキケーキを作ってみたり、


ケニア人の定番料理(チャパティと豆煮)に混ぜて紹介してみたり・・・

他にも食べ残しの多さや、無駄な燃料の使い方など、

モッタイナイと思う場面があちらこちらに・・・


何とかこのモッタイナイ精神をケニアに広めるめく、

試行錯誤をしてきた。


今回、オカンジャで給食を開始したことに伴い、

このモッタイナイ精神を何とか生徒たちにも伝えようと考えついた末の策が、

絵コンペの開催。

以前環境教育隊員として活動していた同期が、

感性に訴える教育方法として、生徒たちに絵を描かせる方法を用いていたのを私も参考にした。

最終的にその絵を学校の壁にペンキで描く予定です!


それ以前に健康教育についての授業も行なっていたため、

テーマはモッタイナイだけでなく、

健康に暮らすために必要なことや、いかに私たちの資源、環境を保護できるか。

何とも幅広いお題になってしまったが、

早速絵コンペ開始~!







この絵最高やろー?とウィンク頂きました。


ケニアでは学歴重視の教育のため、

美術や体育などはテストに含まれないという理由で重視されず、

他の教科に置き換えられてしまいます。

楽しそうに絵を描く生徒たちですが、

やはり詰め込み教育の影響なのか、同じ絵を描く子、

私からみて発想の乏しいものが多いような感じでした。


感性を育てる教育はケニアではなかなか難しいですが、

詰め込み教育では得られない、想像力や感性をもっともっと養って、

視野を広げて欲しいと願うばかり・・・。



さて、6,7年生対象に行なった絵コンペ。

最終選考等には日本の皆様にも選んでいただきたいと思っています。

どーぞお楽しみに。









2012年4月3日火曜日

お手紙届きました~♪

今回もはるばる海を渡り、日本から再び素敵なお手紙の数々届きました!


写真に塗り絵に絵手紙に立体動物たち・・・!

封筒をあけたらお花マーク飛び出すような、

可愛らしい愛情たっぷりのお手紙が入っていました。


早速オカンジャ小学校へ行きお手紙を渡してきました。

クリントンくん

日本からのお手紙に、みんな嬉しさを隠せない様子でした




腕白坊主エリックくん




可愛い女の子に鼻の下のびまくっちゃった、ドミニクくん

年頃の彼には相当の刺激だったようです。




カメラを向けるとどうしても表情の強ばるローズちゃん


もらったお手紙真剣に目を通しています




ジョセフくん

手紙が届くまでの間、

「ユミ、きた?」と何度も私に聞きに来ていたジョセフくん。

大好きなディズニーの塗り絵付きに、

テンションもはやMAX!! 相当嬉しかったようです。


期待通りの可愛らしいリアクションをしてくれた、ジャクリンちゃん

満面の笑みで「thank you!!」と言っていました。

その笑顔にクラ~っとくる私。

日本の男性のみなさま、ジャクリンちゃん、どうですか?


お陰様で日本とケニアの素敵な交流がはかれています。

ケニアの子供たち大喜びでした!

心のこもったお手紙ありがとうございます。

またお返事書きます。