野菜メンバーの一員、クリントン君の家は学校から歩いて15分の所にありました。
本日の昼休みは授業が延びたせいで30分のみ。
という事は行って帰るだけで昼休みは終了。
ただでさえ一番暑い季節を迎えているケニアは、
15分歩いただけでかなりの体力を消耗します。
15分歩いただけでかなりの体力を消耗します。
その為週に2,3回は昼食を食べずに学校に残っているんだとか・・・。
この長い平屋に7家族が住んでおり、
クリントン君の家はそのうちの一角にありました。
玄関を入ってすぐのリビングルーム。
隣人の子供たちが遊びに来ていました。
クリントン君のお母さんは彼が2歳の時に亡くなり、
その後新しいお母さんが彼らの面倒を見るようになったそうです。
兄妹も初めは4人いたそうですが、
兄、妹をそれぞれ病気と事故で亡くし、現在は12歳の妹との2人兄妹。
新しく母が来てからその3年後、お父さんが強盗に襲われ他界。
新しいお母さんはクリントン君兄妹の事を良く思わず、
いじめるようになったそうです。
現在は祖母に引き取られ、祖母、妹、新しい母の娘、クリントン君の
4人で暮らしています。
その為食事は妹のウィンターちゃんと、
新しい母の娘ヴィヴィアンちゃんの2人で作ります。
”野外cooking” 村では日常的な光景。
背後でロバが草をむしり、犬が昼寝をしています。
2人が昼食を作ってくれている間に、
クリントン君が寝床を見せてくれました。
御世辞にもきれいな寝床とは言えませんが・・・
これがクリントン君が使っているベッド。
勉強机を挟んで妹ウィンターちゃんのベッド。
2人の勉強机。
出ました!アルコールランプ!
火傷にはくれぐれも気をつけてね。
そうしている間に昼食完成!
今日はウガリ(トウモロコシの粉を蒸して固めたもの)と、
カウピースの葉っぱ(アフリカ伝統野菜)の炒め物。
こうしていつも3人で食べているんだとか。
近所の子供たちにもおすそ分け。
家の前にある枯れ果てた畑。
農業にも興味を持ち始めたクリントン君。
もうすぐ雨期を迎える事だし、
何とかしてここに主食のトウモロコシを植えたいものです。