2011年12月19日月曜日

クリスマスプレゼント

2週間しばらく任地をあけていた間、羊のbabyラッシュは留まることがなかったようで・・・

今回は何ともカワイイ双子ベイビーズが産まれておりました!

1頭は真っ黒くろ、2頭目は黒と白のオセロ羊。

2頭目も真っ白だったら中島知子と松嶋尚美と命名したのに・・・


と思っていた矢先、

見慣れぬ真っ白の子羊ちゃんが・・・。

そうです、この2週間で3頭もの羊が誕生していました。

こいつ、真っ白なのでナオミと命名しました。



babyラッシュはもはや羊だけの事ではありません!

ついに待ち焦がれていたあの方たちにも・・・

じゃーん。

計6個のほやほや卵です!

クリスマスを前にみなさまおめでた続きです。


校舎裏に植えたコリアンダーも芽が出ました。


2011年も残りあとわずか。

おかげ様で実りの多い1年となりました。

来年も引き続きオカンジャ小学校&ゆかいな仲間たちをよろしくお願いいたします。

Merry X'mas & a happy happy new year!!!

2011年11月29日火曜日

私、ただのデブではありません!

皆さま、大変長らくお待たせいたしました。

サンタクロースは子供が待ちくたびれて、眠りに就いた頃にやって来ます。

みんなの期待が失われかけた時、そんな事はつゆ知らずとばかりに、

するりと元気な男の子を出産しました。


そうです!

羊レイコ、ついにやってくれました~。


11月29日 午前 無事元気な男の子出産。

この模様、まぎれもなくレイコの子供です。

これで「ただのデブ疑惑」をようやく晴らせたレイコさん。

レイコ(私の母)の息子という事で、名前は純一(私の兄)でしょうか?




グループリーダーの3人と校長先生が、

看護学校の皆さんに向けて感謝のお手紙を書いてくれました。

珍しく真剣な表情で手紙を書く校長先生。



紙いっぱいに書いてくれました。


明日これらのお手紙を郵送します。

ケニア・日本間での交流のいいきっかけになるといいなぁと思います。


校舎の掲示板


2011年11月28日月曜日

お休みに入りました

先週の木曜日からオカンジャ小学校は3学期目を終え、学期休みに入りました。

日本で言う冬休みのようなものでしょうか。

いつも賑わっている校庭ですが、今はひっそりと静まり返っています。


しかし動物・畑に冬休みはありませんので、

彼らの世話は引き続きグループメンバーによって当番制で行われています。

学校の最終日に各グループメンバーが集まり決めた当番表↑



「ここに名前がある人は、必ず学校に来なければいけません!」

との覚書あり。




学校へ行ってみると、ちゃんと当番の生徒が世話をしに学校に来ていました。


もちろん責任感の強いこの方、フレドリック君も毎日面倒を見てくれています。


「本当はサッカーの練習があるんだけど、

僕には学校で仕事があるからってちょっと抜けて来たんだよ。」


彼にとってニワトリの世話は、毎日の中でもはや重要な日課の一部となっているようです。




校舎裏の畑では、リーダーのジョージ君が、スクマウィキを摘み取っています。




このスクマウィキ、摘みたてのせいか葉っぱもツヤツヤして

新鮮で本当に美味しそう~~。




一袋20ksh(約20円)で、お使いに来た近所の子供に売っていました。

安いと思うかもしれませんが、一応マーケットでの相場はこれくらいです。





ケニアのマーケットでよく売られている香菜(パクチー)

昨日ジョージ君が種を植えてくれました。
そしてそして、羊のbabyラッシュはまだまだ続いています!

昨日5頭目の羊babyが誕生しました~。

何とも表現のしがたい変な模様の赤ちゃんです。






そして気になる母親は・・・・・


あの方がようやく、ようやく、産んだのでしょうか?!












あれ、

またもや母親は羊レイコではありません。




まだまだ大きなお腹で、のん気に草を食べています。


全くどうなっているんでしょうか。

どこまでもじらす羊レイコさんです。


約1ヵ月程ある学期休みですが、

しっかりと当番の生徒たちにより世話も続けられています。


私もしばらく任地を離れるのですが、

彼らならちゃんと面倒を見てくれる事でしょう。



2011年11月21日月曜日

所長来校!

今日はJICAケニア事務所の所長が、私たちのプロジェクトを視察しに来てくれました~。


私も朝から声の調子を整えたり、ソワソワしっぱなし。

JICAのトップが来る!との事で、理事長も3時間前から学校に来てスタンバイ。




所長をニワトリ小屋、羊、畑へと案内しプロジェクト内容を説明。





いつになく張りきって所長に説明する校長先生。





仕事を終えてこの方も駆けつけてくれました。

私の父親的存在&県教育省のえらいおっさん、コスマス。




「ユミのアフリカの父親です」

と所長に自己紹介するコスマス。





その後、校長室にてプロジェクトに対する想いを熱く語る校長先生。


改めて日本からの募金支援に感謝すると共に、

震災に対するお悔みを所長に伝えていました。



地域住民の代表のメリーも来てくれ、

地域が一緒になって動いているプロジェクトである事、

彼女自身もこのプロジェクトによって明るく元気に毎日を過ごせている事に感謝している

と伝えてくれました。



所長も生徒・地域住民と共に作り上げているプロジェクトに、とても感動して下さっていました。


記念撮影。


所長たちの車を見送ると同時に、飛び上がって喜ぶ校長先生たち。

「ここに、ここに、JICAのトップが座ってたんやぞ、ユミ!

この名刺は本物か?たまに電話しても出てくれるのか?」

と、大興奮の校長先生。


来客用のサイン帳を見せて、嬉しそうに自慢。


とにかく、我がプロジェクトの存在をJICAに伝えられた事に大満足。

ますます彼らにモチベーションUPに繋がった事でしょう~。



2011年11月16日水曜日

悲しいお知らせ

本日3番目に産まれた羊の赤ちゃんが死んでしまいました。


原因は「羊の尻尾の切断手技」によるものと思われます。

羊の尻尾は産まれて数カ月以内に、切り落とされる事になっています。

理由としては、交配の邪魔になる、他の動物のように虫を追い払う機能はなく、ただぶら下がって

いるため、糞・尿が付き不衛生となる為です。



これは日本でも行われているのですが、ただその主義が問題でした。



1週間ほど前に校長先生から、「今日羊の尻尾を切断したよ。」

と聞かされました。

手技を聞いた時、一瞬ドキッとしたのを覚えています。

熱した斧でギリギリと尻尾をカット。

その後に切断部を焼いて灰を塗ったとの事。


今日死んだ羊は大きかったせいもあり、出血が多かったとも言っていました。



これがケニアの家庭でなされている一般的な方法のようです。

もちろん私も医療者なので、灰を塗るなんてもっての他という感想でした。

不運にも、尻尾の切断部から感染し、

破傷風に罹り死んでしまったようです。


ただ、ここはケニア。

私たち先進国から来た者から見たら、

信じられない事をしている・・・と思う事が多々あります。

こちらが正しい事を言っているのは明瞭でも、

それが通じない、または彼らの方法を受け入れなければならない場面に何度か出くわします。

しかし、あくまで私はつい1年半前に来たよそ者です。

何十年、何百年とある彼らの風習・文化・価値観をそう簡単に否定できる立場ではないのです。

事実として受け止め、どう彼らに問題として認識させるか、

そのきっかけを作らなければいけないのです。


私の任地はケニアの中でもそれ程田舎でもなく、

今回の過ちはみんな共通に認識されていたようです。

「伝統的な方法に頼るのは辞めよう。」

今回の失敗をきっかけに、そうみんなが理解したようです。

せっかく産まれた命、

残念でしたがこれをきっかけに、学ぶものもあったのではないかと思います。

2011年11月14日月曜日

BABYラッシュ


10月末までに子供を産まなかったら、マーケットで売りさばかれる予定になっていた羊レイコ。

11月半ばにさしかかろうとしている現在、執行猶予を認められ未だオカンジャにいます!

リンと張ったお腹を見て、誰もが、もう2.3日で産まれるだろう!

と思ってしまうからである。

ま、その状態のまま約3ヶ月も経ってしまっているんですが・・・。

ただのデブではないと信じて、もうしばらく我慢して見守って行きましょう。




babyラッシュは続くもので、10日程前に白と黒い頭の羊が産まれました。

そして11月11日には、白色のボディに茶色いマスクをした4頭目の赤ちゃんが誕生!

2011年11月11日産まれの御めでたい羊ちゃん。

(※左の背後で母親が鋭い形相でこちらを睨んでおります。)

朝は早くから、夕方は日が沈むまで草を求めて出かけてしまう為、

なかなか写真upが追いつきません。

今日はたまたま校内で草をつまんでいる羊に出会えました。


こいつ、小さくてヒョロヒョロです。

おっぱいいっぱい飲んで大きくなれよー。







「ちょっと、ちょっと、

何羊ばっかり写真のせてんのよ~」



ここの所これといった話題もなく、存在感の薄かったニワトリたち。

最近は小屋を飛び出し、生徒に交じって校庭を走り回っています。

小屋の扉を開けると、「コケーッ!」と嬉しそうに羽ばたいて出ていきます。

一時期心配していた病気も、今のところ広がることなく落ち着いています。


ニワトリも羊に負けじと、早く卵を産まないかな~。





2011年11月12日土曜日

招待状


本日は幸運にも(?)私の家への招待状をゲットした、ジョセフ君とローズちゃんが

家へ遊びに来てくれました。


家の掃除に肩もみに猫の世話をさせ・・・


というのは冗談で、日本の子供の人気メニュー ”カレーライス” をご馳走しました。


牛肉大盛りの大サービス!




何故か強張った表情の2人。


毒でも入っていると思ったのか、一向にカレーに手をつけない。


「まさか、家に呼んで毒なんか盛りませんから!」


と冗談交じりで言うと、恐る恐る食べ始めるジョセフ君。




ローズちゃんはまさかの肉アレルギーで、


牛肉大サービスして盛ったのが裏目にでる。


その分ジョセフ君がここぞとばかりに、ローズちゃんの肉を頬張っていました。




ケニアでも、カレーライスは子供の人気メニューのようです。


大盛りに盛ったカレーライス、完食して頂きました。




すると、教会帰りのリンダちゃんもお姉ちゃんと遊びに来てくれました。


近所の子供もうようよやって来て、何も無い私の部屋で、


その後4時間も滞在。


終いには、昼寝をする子供続出。


硬いコンクリートの床の上でぐったり横たわっている為、


どっかに頭を打って死んだのかと思い一瞬ドキっとする。


おかげ様で充実した土曜日を過ごさせて頂きました。

2011年11月9日水曜日

リンダ元気です

水曜日はHIV陽性の子供の診察日。

本日の仕事は、私が勝手に作った子供のプレイルームを担当する事。





病院に来た子供たちを存分に楽しませるのが私の役目。



犬のパクパク人形で喋りかけたら大泣きされ、逃げる子供たちの中に

あのリンダがいました。


そう、あの家族から虐待されていたリンダ。


先週会った時の沈んだ表情とは違い、みんなに交じって楽しく絵を描くリンダ。

実はとってもお喋りで、好奇心旺盛な女の子でした。

私のi-pod touchで遊ぶリンダ


リンダが私の似顔絵を描いてくれましたー

私が描いたリンダの似顔絵 (笑)


診察終了後、せっかくなのでリンダとお昼ご飯を食べに行く事に。

i-podに入っていた日本の写真を、始終楽しそうに眺めていました。

touch操作もすでに手慣れたもの。


リンダが「家に遊びに来て!」

と誘ってくれたので、遊びに行く事に。

ただ、午前中降った大雨のせいで、道路は泥だらけの田んぼ状態。



弱気になる私。。

ケニアの道路は人6:家畜4の割合で家畜がそこらじゅうを歩いている。

そう、糞・おしっこだらけなわけで、

雨が降って泥になると、いい具合でそれがミックスされ、

避けようにも避けれないわけです。


そんな日に限って穴だらけのクロックスを履いてきた私。

もう開き直って泥の中を突き進む。

ふと、小学校の時水たまりに自ら突っ込んでいった自分を思い出す。

よく母に叱られたな。





よろける私の手を引いてくれる優しいリンダ。

泥の中を進む事約30分。

ようやくリンダの家に到着。


兄妹8人+両親の10人大家族。

私を連れてきた事がとっても誇らしかったのか、

自慢げに私の話を兄妹にするリンダ。



兄弟とも仲良く話しているリンダを見て、とりあえずホッと一安心。


帰りの家までの道も、私のリュックを背負い自転車を押してくれるリンダ。


今日でリンダとは大の仲良しになった。

どこにでもいる、普通の女の子。

HIVといだけで差別されるのって、本当に間違った考えだと思い知らされる。

今度は晴れた日にまた遊びに行こう~。






2011年11月4日金曜日

表彰式!


10月に最もニワトリの餌を持参してくれた生徒へのプレゼント。


Tシャツ!!
重要なメッセージ入りです!

Tシャツ左:「Breast milk! The backbone of life! Let us all support!」
(母乳!それは赤ちゃんにとって最も重要な物!私たちが全力でサポートします!)

Tシャツ右:「VMMC My HIV prevention strategy」
(男子割礼は私のHIVを予防する重要な方法です)
※陰茎亀頭の被皮切除は医学的にHIV感染率を下げると証明されている。



(幸か不幸か・・)私の家への招待状!
ランチ&デザート付き!




早速全校生徒の前で表彰式。


Tシャツを見せる先生。


生徒たち大興奮!




気になる最も餌を持ってきてくれた生徒第1位は・・・



笑顔の可愛いマーク君 小学6年生

母乳育児の促進よろしくお願いします!




もう一人はお馴染みのこの方

ニワトリグループリーダーのフレドリック君


そして私の家に招かれる、羨ましい生徒はこの方たち。
ローズちゃん 羊グループメンバー

以前ブログでもご紹介した、働き者のジョセフ君


マーク君以外はみんなプロジェクトグループのメンバー(=孤児または片親を亡くした子)

「無理して家から餌を持ってこなくていいからね」

と言っているのですが、頑張ってプロジェクトを支えてくれています。






校舎裏では野菜グループメンバーが、硬くなったスクマウィキの土を耕していました。




大きく育ったスクマウィキ。




ん??

このスクマウィキ、エリックと名付けられております。


こちらには、違うメッセージが。
「ぼくスクマウィキが本当に大好き!!」


畑作業も放課後の楽しいアクテヴィティの一つになっているようです。