2011年11月9日水曜日

リンダ元気です

水曜日はHIV陽性の子供の診察日。

本日の仕事は、私が勝手に作った子供のプレイルームを担当する事。





病院に来た子供たちを存分に楽しませるのが私の役目。



犬のパクパク人形で喋りかけたら大泣きされ、逃げる子供たちの中に

あのリンダがいました。


そう、あの家族から虐待されていたリンダ。


先週会った時の沈んだ表情とは違い、みんなに交じって楽しく絵を描くリンダ。

実はとってもお喋りで、好奇心旺盛な女の子でした。

私のi-pod touchで遊ぶリンダ


リンダが私の似顔絵を描いてくれましたー

私が描いたリンダの似顔絵 (笑)


診察終了後、せっかくなのでリンダとお昼ご飯を食べに行く事に。

i-podに入っていた日本の写真を、始終楽しそうに眺めていました。

touch操作もすでに手慣れたもの。


リンダが「家に遊びに来て!」

と誘ってくれたので、遊びに行く事に。

ただ、午前中降った大雨のせいで、道路は泥だらけの田んぼ状態。



弱気になる私。。

ケニアの道路は人6:家畜4の割合で家畜がそこらじゅうを歩いている。

そう、糞・おしっこだらけなわけで、

雨が降って泥になると、いい具合でそれがミックスされ、

避けようにも避けれないわけです。


そんな日に限って穴だらけのクロックスを履いてきた私。

もう開き直って泥の中を突き進む。

ふと、小学校の時水たまりに自ら突っ込んでいった自分を思い出す。

よく母に叱られたな。





よろける私の手を引いてくれる優しいリンダ。

泥の中を進む事約30分。

ようやくリンダの家に到着。


兄妹8人+両親の10人大家族。

私を連れてきた事がとっても誇らしかったのか、

自慢げに私の話を兄妹にするリンダ。



兄弟とも仲良く話しているリンダを見て、とりあえずホッと一安心。


帰りの家までの道も、私のリュックを背負い自転車を押してくれるリンダ。


今日でリンダとは大の仲良しになった。

どこにでもいる、普通の女の子。

HIVといだけで差別されるのって、本当に間違った考えだと思い知らされる。

今度は晴れた日にまた遊びに行こう~。






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