2012年3月6日火曜日

再び種を蒔く

今、私が心から思う事・・・

「農作業って、、、大変やぁぁぁぁあーー。


美味しいお米や野菜が食べられるって、有難いことだったんやなぁと、

今さらながらに感じる今日この頃。


ケニアの厳しい環境の中で作物を育てる事は、

それはそれは大変な作業です。

雨が降ったかと思えば洪水になり、

雨が止んだかと思うと3ヶ月止みっぱなしとか。

お陰様で、土はコンクリートの塊みたく固まってしまう始末・・・。

何事もほどほどが一番やってゆう事です。



2月13日に再度種まきをして以来、発芽が遅れていたトウモロコシ。



こんな時の為に買ったウォーターパンプは、

いざという時に動かず、3度も修理に持っていったが結局直らず、

近くの農家より拝借。


そして2エーカーもある広大な土地に灌漑を行うには、

丸3日間必要でした。

ひび割れた大地が、あっという間に水を吸収していきます。


ようやく長かった乾期も終わりを告げようとしており、

最近少しずつ雨が降るようになってきました。

約3ヵ月間、ほとんど雨が降らなかったせいもあってか、

たった数日の雨では乾いた大地を潤す事はそう容易くはありません。

が、

少しずつですが、畑に変化が見られるようになってきました・・・。

見えますか?え、見えませんか?!





そんな方の為に、こちらが拡大写真です。



ようやく硬い大地の合間から、頑張って芽を出してくれました!

ただ、畑全てのトウモロコシが発芽したわけではない為、

本日は再び発芽してない部分の種まき作業を行う。


このタイミングでクイズです。

「種まきの間隔は約60cm、メジャーはありません。あるのは鍬のみ。

どうやったら60cm測れるでしょーか!?」


はい、下の写真をご覧ください。

鍬を持ち、両親指を伸ばした状態が30cm、

これをもう一個分作った所が約60cmだそうです。


教育委員会のメンバーの一員でもある、トムさんに指導を仰ぎながら、

生徒と共に種まき作業を行う。






一人が穴を掘り、もう一人が種を蒔き土をかぶせる。

いつものごとく、賑やかに作業をこなす生徒たち。

この1週間は再び種まき週間になりそうです。


「種を蒔く」

色んな意味で今までたっくさんの種を蒔いてきました。

本格的な雨期ももうすぐ。

無事この種が芽を出し、花を咲かせて大きな実をつけますように。







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