2012年6月20日水曜日

ただいまJAPAN,Thanksケニア

2012年6月20日 無事日本に帰国しました。

闇の夜に慣れていた為、日本の夜は目が痛いくらいまぶしくきらびやかです。

街には超ミニホットパンツの色白女子が多い事に、男性隊員大興奮。

デッカイ画面の携帯電話に向かって、黙々と指を動かす人々を見て、

今はスマホの時代らしいとようやく悟る私。

薄黒く小汚い格好の日本人団体はしばらく東京をウロウロし、

外国に来たかのような感覚でうますぎる日本食を堪能しました。




ケニアを去る前日。


家の荷物の整理を前日から始めてしまった為、

「終わらない~・・・」と泣きながらパッキングしている最中、

オカンジャの先生方よりお別れパーティーに呼ばれました。


行ってみるとたくさんのプレゼントを用意して待っていてくれていました。


まずはドレスに、

 





お次はスカーフ


ネックレスに、


バングルに、


カバンまで!


マダムの衣装に身を包む私。


実は帰国の際、厄介な”荷物の重量制限”というものがあり、

大量の家の荷物を目の前にして、途方に暮れていた私。

プレゼントを貰い喜ぶ私がいる半面、

「やばい、どうやってこれ持って帰ろうか・・・」

と内心焦る私。

プレゼントが一通り終わりホッとしている中、

「あ、ユミ!もう一つ素敵なプレゼントがあるんだよ!」

と理事長さんが満足気に出してきたのは・・・・





土で作られたずっしりと重い、立派なケニア人の置物。

一体かと思いきや仲良く夫婦並んでのご登場!

「これを私たちだと思って寂しくなったら話しかけなさい。」と。




「・・・・・・・・・・・・・・・。」


一瞬息が止まりそうになるも、

「ありがとう、ケニアの父と母だね、ありがとう。」

と大人の対応をするが、笑顔は自然と引きつっている・・・。 

ただプレゼントを準備してくれたその気持ちは本当に嬉しく、

”嬉し涙”と”どうしようの涙”が同時に流れるのでした。


その日の夜、案の定パッキングが終わらず

徹夜したのは言うまでもありません。。




外では校長先生が生徒たちに、私がオカンジャを去る事を伝える。


「諦めずに希望を持って毎日ちゃんと勉強する事、

大学に行って立派な大人になった時、

また日本で再会できる事を楽しみにしています。」

と伝える。




彼らがとにかく健康で、彼らの未来を自身で豊かにしていける人になれるよう願うばかり。



ここで私の2年間の活動が終了しました。

大きな怪我も病気もなく、健康で無事過ごせた事に感謝。

多くの人に支えられ応援して頂き、任期を全うする事が出来ました。

あじさいの皆さまを始め、同じ協力隊仲間、日本の友達、

ケニアの現地住民の方たち、

そしていつも自由な私を見守って祈ってくれていた家族、

本当にありがとう。


日本に産まれた自分がどれだけ恵まれた事なのか、

決してそれが”イコール幸せ”であるとは限らないが、

少なからずケニアにいる彼らよりは、

様々な選択肢が与えられている環境にいるのは確か。


今後日本でそれをどう活かして生きていくのかは自分次第。

新たな世界と価値観を見出してくれたこの貴重な経験に感謝しつつ、

日本での新たな一歩に不安と期待を抱きつつ、また頑張ろう~。


2年間温かく見守って頂き、ありがとうございました。










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