アフリカといえば、原色のエネルギーあふれる大地を思い浮かべる。
真っ赤な赤土の大地は、かつて奴隷時代に血を流した後だとも言い伝えられている。
しかし私の住む任地の土は、「黒」。
実家の畑を思い出す。
土はclay soil(粘土状の土)とも呼ばれ、雨が降って固まるとかっちんこっちんの土になる。
これまで畑作りにおいて、トラクター、牛たちが頑張って頑固な土壌を耕してくれた。
しかし幾度となく降る雨と、最近の干ばつで再び土が固まってしまった。
もうこうなったら・・・・
オカンジャの全校生徒総出で耕したろやないかー!!
「みんな位置に着けー!」
「耕しーー開始ーー!」
2エーカーもある畑横一列にずらりと並び、
一斉に耕し作業開始する。
何故かキーン、カキーーンという金属音が聞こえてくる。
土は想像したよりも硬く、鋼を叩いているような感覚。
赤道直下の照りつける太陽と、思ったよりも頑固な土壌にみんな大苦戦。
15分も経たないうちに、脱落者多数。
しかしその中でも、一心不乱に鍬を振りかざす彼女。
最近嫌な事でもあったのでしょうか?
彼女のストレス解消になれば幸いです。
「ん~~君~なかなかいい構えしてるね~。
そのまま腰をピュッと回してね、ピュッとね。」
と長嶋監督もうなるこの鍬構え!
飽きてくると、鍬もバットになります。
だんだんと雲行きも怪しくなり、生徒たちの疲労もピークとなったところで
本日の耕し作業終了。
続きは明日。
帰り道、久々の雨に降られ大はしゃぎの生徒たち。
乾いた大地が待ってましたとばかりに雨を吸収していく。
この雨が頑固な土をほぐしてくれる事でしょう。
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