2011年10月12日水曜日

this is our project!!

ケニアの子供たちは、実に従順で親や先生の言う事を良く聞きます。

目上の人の言う事は絶対で、よっぽどのわんぱくboyでも指示には忠実に従うものです。

時にそんな子供たちを利用して、先生たちは

「おい、俺の牛乳買ってこい。」

とか、「私の机の上から充電器持ってきなさい。」

などなど、生徒たちをいいように使いまくっております。

悪く言えば、パシリ??

でも彼らは嫌な顔一つせず、もうダッシュで用を済ませます。


しかし今回の栄養改善プロジェクト。

これは生徒たちが主体となって取り組むべきプロジェクトです。

ただ従順な彼らは今一つ、

自分たちでプロジェクトを形作って行く事が出来ていないように感じました。


本日、羊・ニワトリ・野菜グループを集めて、先生抜きで会議を開きました。



それぞれのグループごとにノートを用意して、


毎日の日課の内容や、どの順番で行っていけばいいのか、

問題があった場合どうやって解決したらいいのか・・・・

各グループに分かれて話し合いました。

こちらは羊グループ。

リーダーのウィルマーちゃんが毎日の日課について説明しています。


こちらはニワトリグループリーダーのフレドリック君。

ノートの使い方を説明しております。



これは今回のプロジェクトに費やした領収書一覧



野菜グループリーダーのジョージ君が、

必死に数字と睨めっこしております。

もちろんどれだけの費用が費やされたのか、

彼らが知っておく必要があります。


月曜日・火曜日・水曜日・・・・

曜日毎に生徒を3名ずつ選定し、担当を決めたようです。




その後、ニワトリグループリーダーのフレドリック君と、

ニワトリ飼育のコストパフォーマンスについて話し合う。

餌に費用がかかりすぎている・・・。


「よし、それぞれのクラスにいってもう一度餌集めを生徒に呼びかけてみようよ!」

そう言って、勢いよく席をたちクラスを一つ一つ回り始めた。

フレドリック君:

「ニワトリの餌集めにご協力して下さい。

夕食・昼食の残り、少しでも結構です。

一番多く持ってきてくれた人には、

月の終わりにユミからビックなご褒美が貰えます!!」


イエ~~イと盛り上がる生徒たち。


「おい、聞いてねえぞフレドリック!」

と言いたいのをぐっとこらえ、

「そうだぞ、もんのすごいご褒美がもらえるからね~(ハート)。」

と生徒の期待をいっそ膨らませてみた。




生徒たちの、生徒たちによる、生徒たちの為のプロジェクトになりますように。





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