2011年9月5日月曜日

ストライキ

今日からケニアの学校は3学期が始まります。

1ヵ月の長い休みを終えて、みんな楽しみに学校に来るんやろうな~
と期待して学校の門をくぐった私。

が、静まり返ったオカンジャ小学校。

あれ?早起きしすぎた?
まさか、この私が・・・?

勿論そんなはずはなく、木の下で一人勉強をしていたヴィクター君を発見。

理由を聞いてみると、全ケニアの学校の職員が教員の数の増員と、政治家に対する税金の支払いを求めストライキを起こしたという事だった。

校長先生が最も信頼を置いているこのヴィクター君。
ちゃんとニワトリに餌もやってくれています。

ケニアではこういったストライキは決して珍しい事ではない。
ストライキの理由を理解しないまま、日ごろの鬱憤をはらす為に参加する人たちもいるため、
一気に大きな騒動となる。

日本だったら・・・
8月31日の宿題が終わってないあの憂鬱な気分を思えば、飛び上がって喜びたい所。
しかし勉強熱心なケニアの子供たち。

「本当にがっかりしたよ。早く学校で勉強したいのに。」
と呟くヴィクター君。

何て良く出来た生徒なんでしょうか。



そんな彼の為に、自慢のさつまいもケーキを作って差し入れ。
ゴリラ顔のフェリカ君も面倒を見に来てくれました。


ついでに以前紹介した義足のおばあちゃんと2人暮らしの孤児、
ウィリアム君の家にも差し入れを届ける事に。

写真では渋い顔してますが、大変美味しくケーキを食べてくれたおばあちゃん。


こちらの赤ちゃんにもケーキを。
あれ、泣きそうです。
肌の色が違うアジア人(私)を恐れているようです。
決してケーキがまずいからではありません。


あ、泣いた・・・
sorry~


学校に戻るとドミニク君とヴィンセント君が加わり、ニワトリを小屋に入れ、

羊たちを家に戻してくれていました。

すっかり自分の家と認識した羊たち。
お腹も満たされすんなりと家へ戻って行きます。

「みんな早くもどってこないかな~。さみしいメェ~。」

一刻も早くストライキが終わりますように。




0 件のコメント: